少年サッカーでの強いチーム作り

少年サッカーでの強いチーム作り。

回、「勝利至上主義」的な考え方で練習をさせることは
子どもがサッカーを上達する上でとても効果的である。
ということを話しました。
前回記事:「勝利至上主義」について

 

今回は、タイトルだけ見ると矛盾を感じるかもしれませんが、
「勝利至上主義」がダメな理由について話していきます。

 

また、強いチーム作りに欠かせない、
試合で子どもたちのやる気を引き出す

 

「魔法の言葉」

 

についてもお話していきます。

 

 

「勝利至上主義」がダメな理由

 

一言に「勝利至上主義」にも
良い効果を生み出すものと、ダメな効果を生み出すもの
があります。

 

良い効果を生み出すものというのは、
子ども自身が「勝利至上主義」の考え方になることです。

 

ダメな効果を生み出すものというのは、
大人が「勝利至上主義」の考え方になることです。

 

 

子どもが「勝利至上主義」の考え方になれば、
前回説明したとおり、自発的に考えながらプレーすることで、
グングン上達します。

 

 

しかし、
大人が「勝利至上主義」になってしまうと、
実は上達しないどころかマイナスの効果を生み出していくのです。

 

 

例えば、対戦相手がこんなに強かったとき↓、あなたはどうしますか?

 

 

 

「相手が強すぎ、点取られすぎて、試合にならねー!」

 

そんな時、コーチが「勝利至上主義」な考え方だったら、
ハーフタイムのときなどに、

 

「何なんだ!この点差は!真面目にやってんのか!?
 後半、絶対逆転してこいよ!!」

 

というような言葉をかけてしまうと思います。

 

もしくは、

 

「もう知らん!好きにやれ。」

 

と投げやりになってしまうかのどちらかだと思います。

 

 

どちらの場合も、子どもたちはやる気をなくします。

 

最初のパターンのような言葉をかけたときは、実際問題として、
コーチも無理だということはわかっていると思いますし、
子どもたち自身も「分かりました!」と返事したとしても
「無理だ」と心の中では思っています。

 

子どもたちは、とりあえず怒られないように
「一生懸命やってるふりだけしよう。どうせ勝てないんだし。」
と思いながら残りの時間を過ごします。

 

そして、その試合はもう放棄したのと同じで、
何も得られないまま終わってしまいます。

 

後者のパターンも同じく、やる気のないまま
ただの消化試合のようになります。

 

 

これでは上達するわけがありません。

 

 

負け試合でも勝ち試合にする魔法の言葉

 

では、このような場合は、
どのような考え方をもち、どのような言葉をかければ良かったのでしょうか?

 

 

 

まず、考え方として、
試合の勝利を『勝利』としないことです。

 

 

もちろん、試合が拮抗しているような場合は、
「試合の勝利」=『勝利』で良いのですが、

 

明らかな負け試合のような時は、
試合の勝利を『勝利』としない方が良いです。

 

『勝利』というのを、そのチームだけで定義するのです。

 

先ほどの例の場合、
「0−5」のハーフタイムにかける言葉としては、
「サッカーなんだから相手が強ければ点数を決められるのは当たり前だ。
 点差は気にしないで、とにかくこれまで練習してきた 形を作ってみよう!
 そして1点を取りに行こう!!」
というような言葉をかけます。

 

この瞬間に
そのチームの意味する『勝利』は試合に勝利することではなく、
「自分たちの得意の形を作ること」、「1点を取ること」になったわけです。

 

そしたら、それまで下を向いていた子どもたちは、
生き返ったかのように「ヨシ!自分たちのサッカーをして1点取りに行こう!!」
と奮起するのです。

 

 

そして、後半1点取ろうものなら、まるで優勝したかのような
歓喜に包まれるのです。

 

相手チームも「あれ?オレたちまだ勝ってるよね?」と顔を見合わせながら
不思議がるほどに、勢いが出てくるのです。

 

『勝利』が目の前に見えることで
高いモチベーションを保ったまま、どうしたら『勝利』
できるかを一生懸命考えながらプレーするようになるのです。

 

 

試合の結果としては、
「1−10」の敗北だったとしても
そのチームにとっては1点を取ったので『勝利』なのです。

 

仮に1点も取れなかったとしても
自分たちの得意の形を作れたら、コーチは「そうだ!できたじゃないか!!」
と喜んであげるのです。

 

そうしたら「0−10」だろうが「勝ち試合」にすることができるのです。

 

 

 

このように、
『勝利』が目の前に見えるくらいの方が、子どもたちは
モチベーションを高く保てますし、考えながらプレーします。
そして、グングン上達していくのです。

 

 

通常、大人の「勝利至上主義」は「試合の勝利」が目的になっていますが、
そうではなくチーム内の『勝利』をその都度 定義して子どもたちに
示してあげることで子どもたちはその『勝利』に向かい一生懸命に
がんばってくれるものなのです。

最後に

どうでしたでしょうか。

 

子どもが楽しみながらサッカーを上達していくためには、
大人が勝利至上主義ではダメ、というのが私の考えです。

 

今日は試合についての話でしたが、
「普段の練習」についても同様です。

 

子どもたちにとって楽しいもので、
かつ、サッカーもグングン上達する練習メニュー。

 

そんな練習メニューが理想です。

 

とはいえ、

 

「そんな練習メニュー分からないよ。。」

 

という気持ちもよくわかります。

 

 

そんなときは、こちら↓の記事が参考になるかと思います。
子どもが楽しみながらグングン上達する練習メニュー厳選の5つ!

 

 

少年サッカーの指導者、保護者という立場なら、

 

「もっと早く知りたかった」

 

と思うような内容ですので、興味があればぜひご覧になってください。


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