少年サッカー指導者は注意!低学年をナメるな!

少年サッカー指導者は注意!低学年をナメるな!

 

少年サッカー指導者の中には、
非常に熱心な方がいます。

 

しかし、熱心な人ほど陥りやすい罠があります。

 

今日は熱心な指導者や親にこそ、
注意して欲しいことをお話していきます。

 

 

お節介なやつ

 

私たちの周りには、
頼んでもいないのに何でもかんでも教えてくれたりやってくれたりする
いわゆる「お節介な人」って一人はいますよね。

 

頼んでもないのに、サラダをよそってくれたり、
頼んでもないのに、掃除をしてくれたり、
頼んでもないのに、オススメの映画を教えてくれたり(DVDを貸してくれたり)、

 

もちろん、ありがたいことでもあるのですが、
やはりやって欲しくもないことを勝手にやられるというのは
あまりありがたさを感じないものです。
(DVDとか貸されたら、見なきゃいけなくなりますし。)

 

このように人に何かを「与える」ことは、
必ずしもその人にとって良いことになるわけではない、
ということは感覚的に皆さんにもあると思います。

 

実は、少年サッカーの指導者の中にも
同じように「お節介な指導者」というのがいます。

 

「オレは大丈夫だ。子ども達にとって、ちゃんと為になることをちゃんと教えている!」

 

そのように思った方も要注意ですよ。
実はあなたが教えていることは子どもの為になっていないかもしれません。
たとえ、どんなに素晴らしい技術や動き方を教えていたとしても、です。

 

 

重要なのは「気づき」

 

まず、何かを学ぶ・習得するといったことを考えたときに、
大人でも子どもでも着実に身に付ける為に重要なことがあります。

 

それは「自分で気づく」ということです。

 

誰かに教えてもらったことよりも
自分自身で気づいたり発見したこと・ものというのは
長期的な記憶として着実に自分のものとすることができるのです。

 

例えば、
理科の授業でカエルは両生類で水中でも陸でも生きることができる。
ということを教わったとしましょう。
それまで、カエルについて全く知らない人は「へーそうなんだ。」
と、その瞬間は知識が増えたことになります。

 

しかし、他のイモリやヤモリ、爬虫類、など色んなものを
学んでいくうちに、
「あれそういえばカエルは何だっけ?
水中でしか生きられないんだっけ?」
ということになってしまい、よくよくは完全に忘れてしまいます。

 

 

一方で、
理科の授業で学ぶ前から、カエルを外で何度か見かけていて、
水中で泳いでいるカエルや陸をぴょんぴょん跳ねてるカエルを
見ていたとしたら、どうでしょう?

 

その場合は、教わるまでもなく、
もう感覚として、カエルは水中でも陸でも
生きることができる。つまり両生類だ。ということがわかりますよね。
つまり、忘れることのない知識として身に付くのです。

 

 

このように、人というのは、
誰かに教わったことよりも、自分で見たり触ったり(=体験)したこと
の方がその人にとって習得しやすいのです。

 

 

 

もちろん、これはサッカーでも言えることで、

 

例えば、
「こんな時はこういう動き方をすると、ディフェンスを交わせるよ。」
と誰かに100回教わったことよりも

 

試合などでそういった場面に直面し、
自分自身で考え、動いたすえにディフェンスが交わした方法
の方がその人の記憶に残り技術として身に付いていくのです。

 

 

つまり、
誰かに教わったことよりも、
自分で考え、気づいたことの方が身に付くということです。

 

 

大人(指導者)は、子どものことを甘く見過ぎている気がします。
「オレが教えてやらなきゃ、できるようにならない(上手くならない)」
このように考える指導者が本当に多いです。

 

しかし、それは全く間違った考え方で
極端な話、子どもたちは指導者などいなくてもサッカーが上手くなるのです。

 

子どもはよくTVゲームをしますが、誰に教わるわけでもなく
どんどん上手くなっていきますよね。
最初は初めのステージでゲームオーバーになっていたのが、
いつの間にかラスボスを倒すまでに強くなっていたり。と。

 

ブラジルの子どもたちもサッカーを誰かに教わるわけでもなく
ストリートサッカーを呼ばれる道端でひたすらサッカーをし続けることで
勝手に上手くなっていきます。

 

 

「子どもたちがここまでサッカーが上手くなったのは、オレの指導が良かったからだ。」
このように考えるのはただの勘違いです。
むしろ、お節介で邪魔な存在だったかもしれません。

 

子どもたちは自分で気づいた瞬間に本当に上手くなっているのです。

 

 

じゃあ私たち(指導者)の役目は何なのか?

 

確かに子どもたちがは自分たちで気づくことで上手くなるということは
事実なのです。

 

しかし、私は
「じゃぁこれからは指導なんてしないで、勝手に子どもたちにやらせておきましょう」
と言いたいわけではありません。

 

子どもたちは気づいた瞬間に上手くなる。ということは、
じゃあ子どもたちが気づきやすい状況に持っていくのが
私たちの役目ではないでしょうか?

 

 

10のレベルになって欲しかったら、
10全てを教えるのではなく、3だけ教えてあとは子どもたち自身に
気づかせるのです。

 

ヒントだけ与えるのです。

 

そうすればそのうち、
子どもたちは自分自身でカエルが水中を泳ぐ光景を見たり
陸をぴょんぴょん跳ねたりするの見つける瞬間が来るのです。

 

 

そしたら、もう私たちは同じことを指導する必要はありません。
だってその子はもう感覚としてそれを身につけたのですから。

 

※参考:ものすごく古い番組ですが、こんな動画がありました。
 最初から答えを教わるより、ヒントから答えにたどりつく過程にこそ楽しみもあるものです。

 

 

 

子どもに本当にサッカーが上手くなってほしいなら、
全てを教えないで、ヒントだけ与える。
ぜひあなたも意識してみてはいかがでしょうか。
お節介な人にならないためにも。

最後に

どうでしたでしょうか。

 

お節介な指導者、保護者は、本人の意識としては、
「子どものために」という思いでやっているのかもしれません。

 

しかし、実はそれが、
結果的に子どものサッカー上達を邪魔してる可能性もあるのです。

 

今回は、熱心な指導者ほど陥りやすいわなとして、
「お節介」というお話をさせていただきました。

 

ぜひ、ご自身の指導の仕方を今一度、見直してみてください。

 

 

さて、サッカー上達を考えたとき、
このように「気づき」は重要ですが、
そもそも基礎が身についていない、という状態では、
それはそれで問題です。

 

まずは基礎を身に付けることも重要です。

 

それについては、
こちら↓で詳しく話しています。
子どもの基礎力を一気に伸ばす練習メニューとは?

 

ぜひ、基礎も身につけたうえで、
子ども自身に色々気づかせて、グングン上達させてあげましょう!


トップページ 著者プロフィール 上達いろいろ お問い合わせ・ご感想